スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑
2010.01.07 (Thu)

音楽音痴のための耳コピ講座(第3回 メジャースケールの作られ方)

音楽音痴のための耳コピ講座の第3回目です。

●メジャースケールの作られ方

今回は“Cメジャースケール”と“Gメジャースケール”を比較することによって、メジャースケールがどのように作られているかについて説明したいと思います。

そして、あの謎のローマ数字

Ⅰ、Ⅱm、Ⅳ、Ⅴ

の謎にせまりたいと思います。
(別に謎じゃないって?!)

今回説明する音楽理論は重要です。ぜひとも理解してください。

●これって、Gメジャースケール?


 CからスタートしてBまでの7つの音に対して、それぞれその音をルートとして、3度上の音と5度上の音を重ねることによって、出来る7つの和音(=トライアド)を持つ(下図)のが、Cメジャースケールでした。
Cのトライアド
 Gメジャースケールは、スタートがGで最後がFになるだけで、基本的なやり方は同じです。
 つまり、G,A,B,C,D,E,Fの順に、トライアドを作って、さらに第2回目で説明した

 長3度-短3度のコードをメジャートライアド
 短3度-長3度のコードをマイナートライアド
 短3度-短3度のコードをディミニシュ

 というルールに従って、各コードに割り振ると以下のようになります。
 Gメジャースケール(間違い)
 はい。これでGメジャースケールの完成・・・
 
 ではありません。

 だって、これじゃぁ、7つのトライアドは音の高さが違うだけで、Cメジャースケールとまったく変わりませんよね?

 そこで登場するのが#です。
 皆さん、読める読めないは別にして、楽譜は見たことがありますよね?
 そして、その楽譜の中には、最初に#がいっぱいついている楽譜や、♭がいっぱいついている楽譜を目にしたことがあるはずです。

 この#や♭を使用すると、Cメジャースケールとは別の正しいスケールを作ることができます。

●正しいGメジャースケール

結論から先に言ってしまうと、Gメジャースケールは以下の位置に#が必要です。
Gの臨時記号
つまり、五線譜の一番上にのっかている音、すなわちファ(=F)は、ファ#(=F#)にしなければいけません。

そうすると、上記で示した間違ったGメジャースケールのFの音を含む以下の3つコードの種別が変わります。
だって、Fを半音あげるってことは、そのFの前後の音との距離である、長3度、短3度、ってやつが変わるんですから。

Bdim、Dm、F

上記のFを含む3つのコード(つまり、FをF#としないといけないコード)をもう一度

 長3度-短3度のコードをメジャートライアド
 短3度-長3度のコードをマイナートライアド
 短3度-短3度のコードをディミニシュトライアド

のルールに従って、種別を振りなおしてみて下さい。

すると、こうなります。

 Bdim → Bm、 Dm → D、F → F#dim

すなわち、Gメジャースケールとは、以下の7つトライアドを持つことになります。
これが正しいGメジャースケールです。
Gメジャースケール
このGメジャースケールを以下のCメジャースケールと良く見比べて下さい。
Cのトライアド
どうですか、何かに気がつきませんか?

同じ位置にあるコードはCメジャー、Gメジャーのどちらのコードも同じ形をしていますね。

C Dm Em F G Am Bdim
G Am Bm C D Em F#dim

これがメジャースケールの秘密です。

●メジャースケール

すなわち、メジャースケールというのは、CとGだけでなく、すべてのキーにおいて、以下のルールが必ず当てはまるようになっています。

そのキーである音(キーがEならE)からスタートして、順番にトライアド7個をならべたときに、その種類は必ず

メジャー マイナー マイナー メジャー メジャー マイナー ディミニシュ

となっていなければなりません。

詳しくは説明しませんが、上記の順序(ルール)で7つのトラアドに並ぶようにするために、楽譜に#や♭がつくのです。Gメジャースケールはたまたま、このルールに合わせるために、#を1つ追加するだけ済んでいるのです。

長くなるので、マイナースケールについては別の機会に説明したいと思います。

●謎のローマ数字の正体

もうお気づきかと思いますが、冒頭で述べたI,Ⅱmといった謎のローマ数字の正体は、上記のメジャースケールの種類の並びを記号として表したものです。

Cメジャースケール:C Dm Em F G Am Bdim
Gメジャースケール:G Am Bm C D Em F#dim
       ↓
メジャースケール :I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim

なるほど。謎のローマ数字の正体は分かった。

でも、これが一体、何の役にたつのか?って思っているあなた!
これはものすごく役に立つんんです!!!

どう役に立つのかを説明する前に、より理解を深めるために、カポについてお話しましょう。

●謎のローマ数字とカポの関係

メジャースケールを

I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim

と表わせる。

これは、「ギターにカポをつけてキーを変えること」と一緒に考えると、理解がしやすいと思います。
弾き語りをなさる方なら、カポは必ず持ってますよね?
持ってないなら、今すぐ楽器屋さんへ走り、カポを買いましょう。(^^;

弾き語りで、カポを使う目的は、ふたつあります。

1.難しいキーの曲を簡単なキーで弾けるようにする
2.キーが合わないので原曲を移調する(キーを上げたり、下げたりする)

謎のローマ数字の並びと、上記の1のケースはとても深い関係があります。

その関係を見る前に、そもそもカポをつけると、なんで簡単に弾けるようになるのか?について考えてみます。

ギターとカポを手にして下さい。そして、7フレットにカポはめて、

C Dm Em F G Am Bdim

を弾いてみて下さい。

え? Bdim なんてコードなんぞ知らん!
Bdimは実はBm♭5のことです。
え、それも知らない?
じゃあ、Bdim は弾かなくてもいいです。(^^;

どんな音がしますか?

G Am Bm C D Em F#dim

の音が鳴りますよね?

つまり、カポを7フレットにセットして、Cメジャースケールのトライアドを弾くと、それはGメジャースケールのトライアドの和音(コード)が鳴るのです。

これはすべてのキーにあてはまります。
カポを2フレにセットして、Cメジャースケールを鳴らせば、それはDメジャースケールになります。

上記のふたつの例では、元のCメジャースケールのときと、コードの押さえ方は変えていないのに、GメジャーやDメジャーの音を出すことができることを示しています。

このことを利用すると、カポをつけないと押さえるのが難しいコードが多いキーは、

簡単(得意)なコードが多いキー(例えば、CやGなど)を選んで、
そのコードで曲を弾いたときに、原曲と同じ音が鳴る(=原曲と同じキー)ような位置にカポをセットする

ことにより、本来難しい押さえ方のコードが多いキーを、簡単な押さえ方のコードのキーで弾いているのです。

理論的には、カポさえつければすべてのメジャーキーの曲をCメジャーキーで演奏可能です。
(実際にはそうはいかないですが・・・)

この“カポの原理”と“メジャースケールはキーが何であっても謎のローマ数字の並びで表現できる”という二つの事柄は、どちらもメジャースケールの基本原理を物語っているのです。

つまり、

①カポをつけると楽に曲が弾ける
 →「カポをどの位置につけてもコードの押さえ方は同じだよ」
②謎のローマ字が表していること
 →「キーが変わってもコードの種類は同じだよ」

この①と②は、何を隠そう、同じ内容を違う表現で述べているに過ぎないのです。

●謎のローマ数字の有用性

私も最初は、「こんな変な謎の記号が何の役に立つのか?」と疑問でした。
でも今は何の役にたつか分かるようになってきました。

Eメジャースケールのトライアドは何ですか?
と聴かれたら、皆さんはすぐに7つのコードを言えますか?

えーとEから初めて3度と5度の音を重ねていって・・・長3度が・・・短3度が・・・えーっと、#が4個必要だから・・・

なんてやっていたら、日が暮れてしまいます。

じゃあ、すべてのキーのトライアドを全部記憶しますか?
ちなみに、私にはすべてのキーのトライアドのコードを全部覚える、なんてとても無理です。(> <)
私だけじゃなくて、きっと、皆さんも同じだと思います。
だから、過去の偉人たちは、すべてのキーのトライアドをいちいち覚えなくても済む方法を編み出したのです。

それが謎のローマ数字です。
これを使えば、“キーはEメジャーで、コード進行はⅠ→Ⅱm→Ⅳ→Ⅴ”で良いのです。
謎のローマ数字を知らないと、ちゃんと“コード進行は、E→F#m→A→B”と言わなければなりません。

つまり、ローマ数字による並びの

 I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim

だけをを覚えて、あとは、“キーは何々で”、と言えば済むのです。
メジャースケールのローマ数字表現の並びだけなら、覚えられそうですよね?

という訳で、本日のまとめです。

1. メジャースケールはどのキーであっても、和音(トライアド)はすべて以下の順にならんでいる
  メジャー マイナー マイナー メジャー メジャー マイナー ディミニシュ
2. 上記の並びを以下のように表記する
  I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim
3. 2の表記はカポをつけて、難しいキーを簡単なキーで弾けることの理由を暗示している
4. 2の表記を使えば、各キーのトライアドをすべて記憶しなくても済む

本日はここまで。

次回は、耳コピに必要な音楽理論の超必須項目である

そのスケールにおけるコードの果たす役割(トニック、ドミナント、サブドミナント)

について説明します。

また、マイナースケールについても簡単に触れます。

<第1回 コードとは何か①>の記事を読む
<第2回 コードとは何か②>の記事を読む
<第4回 コードの役割>の記事を読む
<第5回 コード進行の基本>の記事を読む
<第6回 耳コピの方法>の記事を読む
<第7回 オリジナルキーの割り出しは難しい>の記事を読む
<第8回 ノンダイアトニックと転調>の記事を読む
<第9回 マイナースケールのトライアドの作り方>の記事を読む
00:30  |  音楽音痴のための耳コピ講座  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★【質問】

ルクバトさん、教えてください。「謎のローマ数字の有用性」の項の下記部分。
それが謎のローマ数字です。
これを使えば、“これを使えば、“キーはEメジャーで、コード進行はⅠ→Ⅱm→Ⅳ→Ⅴ”で良いのです。キーはEメジャーで、コード進行はⅠ→Ⅱm→Ⅳ→Ⅴ”で良いのです。(中略)ちゃんと“コード進行は、E→F#m→A→B”と言わなければなりません。
というところですが、Ⅲが抜けている理由と、並びの「I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim」ならば、E→F#m→Am→B”にならないのでしょうか。
macogy |  2010年02月16日(火) 14:02 | URL 【コメント編集】

macopy さん、そこまで真剣に本講座を読んで頂きありがとうございます。(_ _)

ちょっと、例が悪くて、混乱させてしまったようですね。

例に挙げた

Ⅰ→Ⅱm→Ⅳ→Ⅴ

は、たまたま「I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim」の並びのⅢが抜けているように見えるだけで、並びとはまったく無関係の単なるコード進行の例です。

このコード進行の例は無限にあり、例えば、先日耳コピをアップした中森明菜の「まぶしい二人で」のサビの部分

C F Am7 G F G C
まぶしい想いであなたに 愛をあずけられる

この進行は、謎のローマ数字を知っていれば、

I Ⅳ Ⅵm7 Ⅴ Ⅳ Ⅴ I

と書けます。

なので、ご質問の部分を上記のコード進行に置き換えると、以下のようになります。

これを使えば、“キーはCメジャーで、コード進行はI Ⅳ Ⅵm7 Ⅴ Ⅳ Ⅴ I”で良いのです。
謎のローマ数字を知らないと、ちゃんと“コード進行は、 C→F→Am7→G→F→G→C”と言わなければなりません。

説明が下手で申し訳ありません。

分かって頂けたでしょうか?





ルクバト |  2010年02月16日(火) 21:43 | URL 【コメント編集】

★解りました!ありがとうございます。で、もうひとつ質問です。

なるほど!並び順じゃなかったのですね。ギターぜんぜんわかってない超初心者なのですみません。。
重ねておたずねするのですが、今回のページで、「正しいGメジャースケール」のにはFに♯が必要なのはわかったのですが、その他のスケールで♯がつくルールはあるのですか?Eメジャースケールの場合、Ⅰ→Ⅱm→Ⅳ→Ⅴ”はE→F#m→A→Bでなくてはならない、とのことですが、Fに♯がつくロジックがいまひとつわかりません、というか♯のつく、つかないかがGスケール以外よくわからないですが。。
世話のかかるヤツですみません。
macogy |  2010年02月17日(水) 17:22 | URL 【コメント編集】

ご質問ありがとうございます。

ちょっと、説明が長くなるので、回答はコメントではなく、耳コピ講座番外編として、記事にて回答させて頂きました。

ご覧いただければ、幸いです
ルクバト |  2010年02月18日(木) 00:19 | URL 【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://solitaryguitarist.blog88.fc2.com/tb.php/99-34a54301
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック


▲PageTop

 | HOME | 

FC2カウンター

プロフィール

最新記事

カテゴリ

最新コメント

愛用のギター

検索フォーム

ギターコードブック

リンク

カレンダー

月別アーカイブ

ブログランキング

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。