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2010.01.30 (Sat)

楽音痴のための耳コピ講座(第8回 ノンダイアトニックと転調)

楽音痴のための耳コピ講座の第8回です。

今回書こうとしている内容にあった曲を探していたのですが、なかなか見つからなかったため、しばらく間があいてしまいました。

前回まで紹介した方法で耳コピができるようになった訳ですが、耳コピをやっているうちに、

・簡単に耳コピできる曲
・耳コピが難しい曲

の2種類があることに気がつきます。

今回はその謎(なぞじゃないって?)に迫り、どうやって対処すればよいのかについて書きたいと思います。

●耳コピが簡単な曲と難しい曲の違いは何か?

耳コピが簡単な曲は、ずばり第6回の講座で説明した以下ののコードが使われているような曲です。

 <メジャースケール>
  3和音:I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim
  4和音:Imaj7 Ⅱm7 Ⅲm7 Ⅳmaj7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7♭5

 <マイナースケール>
  3和音:Im Ⅱdim Ⅲ Ⅳm Ⅴm Ⅵ Ⅶ Ⅴ
  4和音:Im7 Ⅱm7♭5 Ⅲmaj7 Ⅳm7 Ⅴm7 Ⅵmaj7 Ⅶ7 Ⅴ7

上記のコードのみ使っている曲は、この中から1つずつコードを鳴らしてみて、そのコードがマッチするかを根気良く続ければ、絶対に耳コピできます。

これに対して、耳コピが難しいと感じる曲は、次のどちらかです。

(1)そのキーのスケールとは違うコードが使われている
(2)曲の途中で転調する

この場合は、そのスケールの和音をいくら鳴らしてもマッチしません。
だから、耳コピが難しく感じるのです。

●ノンダイアトニックコード

キーがAmであれば、そのトライアド(3和音)とトライアドに7度の音を加えた和音は

Am Bdim C Dm Em F G E
Am7 Bm7♭5 Cmaj7 Dm7 Em7 Fmaj7 G7 E7

で、これらをダイアトニックコードと言います。

一方、キーがAmの場合、D(D F Aの和音)はダイアトニックコードではありません。
このように、そのキーのダイアトニックではない、コードのことを、ノンダイアトニックコードと言います。

耳コピが難しいと感じる理由の)は、このノンダイアニックコードが出てくるからに他なりません。

つまり、ノンダイアトニックコードを使って良いということは、どんなコードを使っても良いといっているのと同じなので、コードの候補が無数にあることになってしまうため、とたんに耳コピが難しくなります。
くどいようですが、耳がよければ、いくらコードの候補がたくさんあっても、耳で聞き取れるので関係ないでしょう。
でもそんな素晴らしい能力を持たない“音楽音痴”の私とって、このことは耳コピ挫折の危機です。

本来、ノンダイアトニックコードはそのスケールのコードではないので使えないのが普通です。
しかし、ここが音楽理論の奥深いところで、ダイアトニックだけでは曲に変化が付けられないので、ダイアトニック以外のコードを使うための方法があります。

それが転調というやつです。

ノンダイアトニックコードとは、そのキーのスケールには存在しないコードです。
つまり、別のキーのコードということです。
よって、ノンダイアニックコードを使うということは、そのとき一瞬だけ転調して、すぐにもとのキーに戻しているいることになります。

よって、耳コピには「転調」についての音楽理論を知る必要があります。

でも転調までは行かないが、ノンダイアトニックコードが突然出てくるケースに関しては、以下のことを知っておくと良いと思います。

そのキーのノンダイアトニックとして、平行調のコードが良く使われる

たとえば、キーがCの曲で、時々EやE7といったノンダイアトニックコードが使われることがありますが、これらはCの平行調べであるAmのコードなのです。

つまり、Cがキーなら以下のCとその平行調のAmのどちらのコードを使えます。

<Cのダイアトニックコード>
C Dm Em F G Am Bdim
Cmaj7 Dm7 Em7 Fmaj7 G7 Am7 Bm7♭5
<Amのダイアトニックコード>
Am Bdim C Dm Em F G E
Am7 Bm7♭5 Cmaj7 Dm7 Em7 Fmaj7 G7 E7

平行調同士は同じコードが多いので、実際にはCのキーでは、Cのダイアトニックコードに加えて、E, E7を使用しても良いということになります。

●転調

これまでのキーと別のキーへ移行することを転調と言います。
音楽音痴の耳コピで厄介なのは、この転調です。

曲の出だしでキーを割り出し、そのキーのダイアトニックのコードを探り当てていき、順調に耳コピが進んでいたのに、突然どのコードを当てはめてもマッチしない部分にぶち当たります。

この場合は、その部分で曲が転調したことにより、これまで使用していたキーのダイアトニックコードでは、うまくマッチしなくなるためです。

基本的には、どのキーからどのキーへ転調するかの制限はありません。(良く知らないけど、多分)
じゃあ、その転調した部分のキーを割り出すために、曲の頭でやったキーの割り出しと同じことをやればいいのではないか?

残念ながら、この方法は使えないことが多いようです。
というのも、転調した部分の頭は、自然に転調させるために、転調の前後のキーの共通のコードを使ったりするからです。このため、転調した場合は、その出だしが転調したあとのキーのトニックとは限らないのです。

さて、困りました。これでは転調した後のキーが分かりません。
どうすれば良いのか・・・

●J-POPで良く使われる転調のパターン


転調には色々な組み合わせがありますが、J-POPで良く使われるパターンがあります。
そのパターンを知っておけば、耳コピで転調にぶち当たってもある程度は対処が可能になります。

ずばり、J-POPで使われる転調のパターンのベスト5は以下の通りです。

1.キーを1つ(半音1つ分)上げる
2.キーを2つ(半音2つ分)上げる
3.キーを3つ(半音3つ分)上げる
 ⇒ これを短3度の転調といいます。
4.キーを4つ(半音4つ分)上げる
 ⇒ これを長3度の転調といいます。
5.同主調へ転調する
 ⇒ AmからAに転調。CmからCに転調などです。

1,2は、 曲の最後でサビをリフレインする際に良く使わます。
たとえば、キーがCだったのが、最後にC#やDに転調するパターンです。
3,4の短3度や長3度転調が、曲の途中で転調するパターンではもっと良く使われるようです。
あとは、5の同主調の転調も多いです。

と言うわけで、もし転調したら、以下の対応をします。

キーを1つ上げる=カポの装着位置を1フレット分だけハイポジションへずらすということなので、

①カポなしなら、1フレットにカポを装着して、これまでスケールのコードを鳴らす
(カポありなら、カポをひとつハイポジションへずらします)
②だめなら、カポを1つずつハイポジションへずらして、これまでのスケールでコードを鳴らす

この手順にしたがって、カポの装着位置を4回変えれば、上記の1~4の転調に対応したコードを鳴らすことができます。

それでもだめなら、最後の手段です。
カポをはずして(カポをしていた場合は、もとの位置にもどして)同主張のコードを鳴らしてみます。
AmならAのキーです。

これでだめなら、耳コピを諦めましょう。
人間、諦めが肝心です。
いや、諦めたくない人は、耳を鍛えましょう。

という訳で、本日のまとめです。

1.耳コピが難しい曲は転調している
2.そのキーの平行調のコードは使用しても良い
3.J-POPの転調には良く使われるパターンがある
 半音を上げる
 2度の転調
 短3度の転調
 長4度の転調
 同主調への転調

本日はここまで。

<第1回 コードとは何か①>の記事を読む
<第2回 コードとは何か②>の記事を読む
<第3回 メジャースケールの作られ方>の記事を読む
<第4回 コードの役割>の記事を読む
<第5回 コード進行の基本>の記事を読む
<第6回 耳コピの方法>の記事を読む
<第7回 オリジナルキーの割り出しは難しい>の記事を読む
<第9回 マイナースケールのトライアドの作り方>の記事を読む
14:27  |  音楽音痴のための耳コピ講座  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

このシリーズすごーくためになります。ホントに。
私の浅い音楽理論では耳コピも大変でとにかく音色をよーく聴いてひたすらコードを当てはめていくのですがこの記事のおかげでそれも少しは楽になりそうです。

ルクバトさんは独学で勉強されたんですかね?
私も少し本やネットで調べて憶えようとしたことはあったんですが根が勉強嫌いなのですぐ投げ出しました^^
gonta |  2010年02月02日(火) 23:15 | URL 【コメント編集】

こんな素人が書いたうさんくさい音楽理論の説明を読んで頂き、ありがとうございます。

> とにかく音色をよーく聴いてひたすらコードを当てはめていく

音楽理論なんかを知っているよりも、むしろその方がすごいことです。
耳が良くないとできないので、私には絶対出来ないです。(> <)

はい。独学で勉強中です。
色々な音楽理論の本やネットに書いてある内容を自分の中で解釈し、耳コピ講座としてまとめました。

結局、どの音楽理論の本やWEBページも良く分からないんですよねぇ。色々な説明を見比べてやっと理解できました。

私は音楽音痴なので、音楽理論なんてギターを始めるまでは、チンプンでした。
しかし、愛するギターのためなら、音楽理論の勉強も苦になりません!
ルクバト |  2010年02月03日(水) 00:43 | URL 【コメント編集】

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