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2010.02.21 (Sun)

音楽音痴のための耳コピ講座(第9回 マイナースケールのトライアドの作り方)

音楽音痴のための耳コピ講座の第9回目です。

第6回目の講座で、各スケールで使われるトライアドは、以下のローマ数字と早見表があれば得られることを書きました。

メジャースケール:I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim
マイナースケール:Im Ⅱdim Ⅲ Ⅳm Ⅴm Ⅵ Ⅶ Ⅴ

耳コピの最初の手順で、その曲のキーを割り出したら、次は上記のローマ数字と早見表を使って、そのキーで使われるコードを取り出します。

例えば、キーがDなら、早見表(以下に第6回の記事で書いた早見表の一部を示します)から、

D Em F#m G A Bm C#dim

という具合です。


play

(C)

(D)

(E)

(F)

(G)

(A)

(B)
capo2DEF#
G♭
GAB
C#
D♭
capo9ABC#
D♭
DEF#
G♭
G#
A♭
capo11BC#
D♭
D#
E♭
EF#
G♭
G#
A♭
A#
B♭


メジャースケールの場合はこれで良いのですが、マイナースケールの場合はメジャースケールとはちょっと違います。
例えば、Dマイナースケールの場合は、Dメジャースケールと同じように、Im Ⅱdim Ⅲ Ⅳm Ⅴm Ⅵ Ⅶ Ⅴにコードを当てはめた結果の

Dm Edim F# Gm Am Bm C# A

はDマイナースケールのトライアドではありません。
正しいDマイナースケールのトライアドは、

Dm Edim F Gm Am B♭ C A

です。

この辺りをちゃんと説明していませんでしたので、今回はマイナースケールのやり方を説明したいと思います。

●マイナースケールのトライアドの作り方

ローマ数字と早見表から、マイナースケールでのトライアドを取り出すには、第4回の耳コピ講座で説明した、「平行調」の知識が必要となります。

第4回の講座で説明したように、あるキーには必ず対となる平行凋が1つ存在します。
CならAm、DならBmといった具合です。

以下にすべてのキーの平行凋の組み合わせと、そのキーで使われる調号(#や♭)の一覧を示します。

調

上記から、Dmと平行凋の関係にあるメジャーキーは、Fであることが分かります。

ここまで来ればもうお分かりかと思いますが、マイナースケールの場合は、その平行調となるメジャースケールと同じ行にあるコードを、ローマ数字に当てはめれば良いのです。


play

(C)

(D)

(E)

(F)

(G)

(A)

(B)
capo2DEF#
G♭
GAB
C#
D♭
capo5FGAA#
B♭
CDE


マイナースケールのローマ数字、Im Ⅱdim Ⅲ Ⅳm Ⅴm Ⅵ Ⅶ Ⅴに、上記の早見表のF(capo5)の行のコードをFではなく、Dから順に当てはめていくと、

Dm Edim F Gm Am B♭ C A

となるわけです。

早見表に、2つのコードが書いてある場合、例えばA#とB♭に、どちらをローマ数字に当てはめれば良いのかは、そのキーの調号に#と♭のどちらが使われているかで決まります。

Dmのキーは♭が1つついているので、A#ではなくB♭を当てはめます。


という訳で、本日のまとめです。

1.マイナースケールのローマ数字に当てはめるための実際のコードを早見表から取り出すには、そのキーと平行凋の関係にあるメジャースケールのキーの場合と同じ行を見ればよい

本日はここまで。

<第1回 コードとは何か?>の記事を読む
<第2回 コードとは何か?>の記事を読む
<第3回 メジャースケールの作られ方>の記事を読む
<第4回 コードの役割>の記事を読む
<第5回 コード進行の基本>の記事を読む
<第6回 耳コピの方法>の記事を読む
<第7回 オリジナルキーの割り出しは難しい>の記事を読む
<第8回 ノンダイアトニックと転調>の記事を読む
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14:31  |  音楽音痴のための耳コピ講座  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.02.18 (Thu)

音楽音痴のための耳コピ講座 番外編(頂いた質問の回答です)

第3回の耳コピ講座の講座の内容に対して、macogyさんから、以下の質問を頂きました。

<ご質問の内容>
「正しいGメジャースケール」には、Fに♯が必要なのはわかったのですが、その他のスケールで♯がつくルールはあるのですか?Eメジャースケールの場合、 Ⅰ→Ⅱm→Ⅳ→Ⅴ”はE→F#m→A→Bでなくてはならない、とのことですが、Fに♯がつくロジックがいまひとつわかりません、というか♯のつく、つかないかがGスケール以外よくわからないですが。。」

<回答>

このところ仕事が忙しくて、帰りが遅い(22~23時過ぎ)なので、時間がなく、分かりやすい画像を準備できず、文章のみで申し訳ありませんが、回答させて頂きます。

ⅡmはキーがCならDm、キーがEならF#m。

なぜ、Fmではなく、F#mなのか。

まず、それぞれ

Dmの和音は レ・ファ・ラ
Fmの和音は ファ・ラ・ド
F#mの和音はファ#・ラ・ド

の3つの構成音から成るというのは、良いですよね?

これをピアノの鍵盤て隣り合う音同士の距離を調べてみましょう。

まずDmの場合です。

レとファは、短3度(=レ、レ#、ミ、ファで音の数が4個)
ファとラは、長3度(=ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラで音の数が5個)

つまり、Dmのレ・ファ・ラは、レとファが短3度、ファとラが長3度の組み合わせです。
この短3度と長3度の組み合わせの3和音をマイナートライアドと言います。

ここまでは良いでしょうか?

次に、Fmの場合です。

ファとラは、長3度(=ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラで音の数が5個)
ラとドは、長3度(=ラ、ラ#、シ、ド、ド#、で音の数が5個)

つまり、Fmのファ・ラ・ドは、ファとラが長3度、ラとドが長3度の組み合わせです。

この長3度と長3度の組み合わせは、講座では良く説明しませんでしたが、オーギュメントトライアドといいます。
つまり、ファ・ラ・ドの和音は、Fmではなく、Faug という和音なのです。

最後に、F#mをみてみましょう。

ファ#とラは、短3度(=ファ#、ソ、ソ#、ラで音の数が4個)
ラとドは、長3度(=ラ、ラ#、シ、ド、ド#で音の数が5個)

ほら、F#=ファ#とすると、短3度と長3度の組み合わせになりますよね?

つまり、ファ#・ラ・ドの和音は、F#mなのです。

キーがEの場合に、I Ⅱm ・・・の謎のローマ数字に、Eから順番に E Fm ・・・と単純に置き換えただけでは、E Faugという並びになってしまうのです。
つまり、I Ⅱaug ・・・の並びになってしまいます。

これが、Fに#を付けなければならない理由になります。

耳コピ講座の繰り返しになりますが、メジャートライアドは、どのキーでも7つの和音の並びが

メジャー マイナー マイナー メジャー メジャー マイナー ディミニシュ

となることが決まりです。

この並びに違反する場合に、上記の並びになるようにするために、#や♭が必要となります。

説明が下手で恐縮ですが、お分かり頂けたでしょうか?
00:16  |  音楽音痴のための耳コピ講座  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑
2010.01.30 (Sat)

楽音痴のための耳コピ講座(第8回 ノンダイアトニックと転調)

楽音痴のための耳コピ講座の第8回です。

今回書こうとしている内容にあった曲を探していたのですが、なかなか見つからなかったため、しばらく間があいてしまいました。

前回まで紹介した方法で耳コピができるようになった訳ですが、耳コピをやっているうちに、

・簡単に耳コピできる曲
・耳コピが難しい曲

の2種類があることに気がつきます。

今回はその謎(なぞじゃないって?)に迫り、どうやって対処すればよいのかについて書きたいと思います。

●耳コピが簡単な曲と難しい曲の違いは何か?

耳コピが簡単な曲は、ずばり第6回の講座で説明した以下ののコードが使われているような曲です。

 <メジャースケール>
  3和音:I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim
  4和音:Imaj7 Ⅱm7 Ⅲm7 Ⅳmaj7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7♭5

 <マイナースケール>
  3和音:Im Ⅱdim Ⅲ Ⅳm Ⅴm Ⅵ Ⅶ Ⅴ
  4和音:Im7 Ⅱm7♭5 Ⅲmaj7 Ⅳm7 Ⅴm7 Ⅵmaj7 Ⅶ7 Ⅴ7

上記のコードのみ使っている曲は、この中から1つずつコードを鳴らしてみて、そのコードがマッチするかを根気良く続ければ、絶対に耳コピできます。

これに対して、耳コピが難しいと感じる曲は、次のどちらかです。

(1)そのキーのスケールとは違うコードが使われている
(2)曲の途中で転調する

この場合は、そのスケールの和音をいくら鳴らしてもマッチしません。
だから、耳コピが難しく感じるのです。

●ノンダイアトニックコード

キーがAmであれば、そのトライアド(3和音)とトライアドに7度の音を加えた和音は

Am Bdim C Dm Em F G E
Am7 Bm7♭5 Cmaj7 Dm7 Em7 Fmaj7 G7 E7

で、これらをダイアトニックコードと言います。

一方、キーがAmの場合、D(D F Aの和音)はダイアトニックコードではありません。
このように、そのキーのダイアトニックではない、コードのことを、ノンダイアトニックコードと言います。

耳コピが難しいと感じる理由の)は、このノンダイアニックコードが出てくるからに他なりません。

つまり、ノンダイアトニックコードを使って良いということは、どんなコードを使っても良いといっているのと同じなので、コードの候補が無数にあることになってしまうため、とたんに耳コピが難しくなります。
くどいようですが、耳がよければ、いくらコードの候補がたくさんあっても、耳で聞き取れるので関係ないでしょう。
でもそんな素晴らしい能力を持たない“音楽音痴”の私とって、このことは耳コピ挫折の危機です。

本来、ノンダイアトニックコードはそのスケールのコードではないので使えないのが普通です。
しかし、ここが音楽理論の奥深いところで、ダイアトニックだけでは曲に変化が付けられないので、ダイアトニック以外のコードを使うための方法があります。

それが転調というやつです。

ノンダイアトニックコードとは、そのキーのスケールには存在しないコードです。
つまり、別のキーのコードということです。
よって、ノンダイアニックコードを使うということは、そのとき一瞬だけ転調して、すぐにもとのキーに戻しているいることになります。

よって、耳コピには「転調」についての音楽理論を知る必要があります。

でも転調までは行かないが、ノンダイアトニックコードが突然出てくるケースに関しては、以下のことを知っておくと良いと思います。

そのキーのノンダイアトニックとして、平行調のコードが良く使われる

たとえば、キーがCの曲で、時々EやE7といったノンダイアトニックコードが使われることがありますが、これらはCの平行調べであるAmのコードなのです。

つまり、Cがキーなら以下のCとその平行調のAmのどちらのコードを使えます。

<Cのダイアトニックコード>
C Dm Em F G Am Bdim
Cmaj7 Dm7 Em7 Fmaj7 G7 Am7 Bm7♭5
<Amのダイアトニックコード>
Am Bdim C Dm Em F G E
Am7 Bm7♭5 Cmaj7 Dm7 Em7 Fmaj7 G7 E7

平行調同士は同じコードが多いので、実際にはCのキーでは、Cのダイアトニックコードに加えて、E, E7を使用しても良いということになります。

●転調

これまでのキーと別のキーへ移行することを転調と言います。
音楽音痴の耳コピで厄介なのは、この転調です。

曲の出だしでキーを割り出し、そのキーのダイアトニックのコードを探り当てていき、順調に耳コピが進んでいたのに、突然どのコードを当てはめてもマッチしない部分にぶち当たります。

この場合は、その部分で曲が転調したことにより、これまで使用していたキーのダイアトニックコードでは、うまくマッチしなくなるためです。

基本的には、どのキーからどのキーへ転調するかの制限はありません。(良く知らないけど、多分)
じゃあ、その転調した部分のキーを割り出すために、曲の頭でやったキーの割り出しと同じことをやればいいのではないか?

残念ながら、この方法は使えないことが多いようです。
というのも、転調した部分の頭は、自然に転調させるために、転調の前後のキーの共通のコードを使ったりするからです。このため、転調した場合は、その出だしが転調したあとのキーのトニックとは限らないのです。

さて、困りました。これでは転調した後のキーが分かりません。
どうすれば良いのか・・・

●J-POPで良く使われる転調のパターン


転調には色々な組み合わせがありますが、J-POPで良く使われるパターンがあります。
そのパターンを知っておけば、耳コピで転調にぶち当たってもある程度は対処が可能になります。

ずばり、J-POPで使われる転調のパターンのベスト5は以下の通りです。

1.キーを1つ(半音1つ分)上げる
2.キーを2つ(半音2つ分)上げる
3.キーを3つ(半音3つ分)上げる
 ⇒ これを短3度の転調といいます。
4.キーを4つ(半音4つ分)上げる
 ⇒ これを長3度の転調といいます。
5.同主調へ転調する
 ⇒ AmからAに転調。CmからCに転調などです。

1,2は、 曲の最後でサビをリフレインする際に良く使わます。
たとえば、キーがCだったのが、最後にC#やDに転調するパターンです。
3,4の短3度や長3度転調が、曲の途中で転調するパターンではもっと良く使われるようです。
あとは、5の同主調の転調も多いです。

と言うわけで、もし転調したら、以下の対応をします。

キーを1つ上げる=カポの装着位置を1フレット分だけハイポジションへずらすということなので、

①カポなしなら、1フレットにカポを装着して、これまでスケールのコードを鳴らす
(カポありなら、カポをひとつハイポジションへずらします)
②だめなら、カポを1つずつハイポジションへずらして、これまでのスケールでコードを鳴らす

この手順にしたがって、カポの装着位置を4回変えれば、上記の1~4の転調に対応したコードを鳴らすことができます。

それでもだめなら、最後の手段です。
カポをはずして(カポをしていた場合は、もとの位置にもどして)同主張のコードを鳴らしてみます。
AmならAのキーです。

これでだめなら、耳コピを諦めましょう。
人間、諦めが肝心です。
いや、諦めたくない人は、耳を鍛えましょう。

という訳で、本日のまとめです。

1.耳コピが難しい曲は転調している
2.そのキーの平行調のコードは使用しても良い
3.J-POPの転調には良く使われるパターンがある
 半音を上げる
 2度の転調
 短3度の転調
 長4度の転調
 同主調への転調

本日はここまで。

<第1回 コードとは何か①>の記事を読む
<第2回 コードとは何か②>の記事を読む
<第3回 メジャースケールの作られ方>の記事を読む
<第4回 コードの役割>の記事を読む
<第5回 コード進行の基本>の記事を読む
<第6回 耳コピの方法>の記事を読む
<第7回 オリジナルキーの割り出しは難しい>の記事を読む
<第9回 マイナースケールのトライアドの作り方>の記事を読む
14:27  |  音楽音痴のための耳コピ講座  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑
2010.01.17 (Sun)

音楽音痴のための耳コピ講座(第7回 オリジナルーキーの割り出しは難しい)

音楽音痴のための耳コピ講座の第7回です。

はっきり言って前回までに、私の知識はすべて出し切りました。(> <)
(なんて浅い知識なんだ)

これからはペースを落として、耳コピを実践しながら、気がついたことがあれば、記事にしていきたいと思います。

今回は、耳コピの実践練習として、簡単な童話を2曲、耳コピに挑戦してみましょう!

●七つの子

まず1曲目は「七つの子」です。

からす なぜ鳴くの からすは山に
かわいい 七つの子があるからよ


ここまでを耳コピしてみましょう。

前回のアルゴリズムで、まずは歌いだしの「からす」の部分を声に出して歌いながら、順番にギターでCから順にコードを鳴らしてみましょう。

どうでしょうか。

からすの部分はCがマッチしませんか?

キーがCってことは、そのあとの候補となるコードは、

C(T) Dm Em F(SD) G(D) Am Bdim
Cmaj7 Dm7 Em7 Fmaj7 G7 Am7 Bm7♭5

でしたね。

これを片っ端から、鳴らして曲にコード進行を付けてみましょう。

皆さん、できたでしょうか?

私の耳コピの結果は以下の通りです。

からすなぜ鳴くの(C G Am G)
からすは山に(C Am G)
かわいい七つの(C Em C Am)
子があるからよ(G Am C)




よしよし、できたできた・・・

と思いきや、なんと衝撃的なことに、「七つの子」の正しいキーはCではなくて、Gなんです。

ええっ!?? なぜ???

でも間違えても仕方がありません。
だって、CとGの和音を比べてみると、上記で耳コピしたコードはどちらのキーにも存在するのだから。

C(T) Dm Em F(SD) G(D) Am Bdim
G(T) Am Bm C(SD) D(D) Em F#dim

うーん、「七つの子」なんて、簡単な童謡かと思いきや、これは手ごわいぞ。

なんて、悩む必要はありません。
この講座が目指す耳コピは正確なキーを知ることでも、オリジナルを完全にコピーすることが目的ではありません。
別キーがCかGかなんて、どうでもいいじゃないですか。
だって、耳コピした結果で、ちゃんと弾き語りできるでしょ?

という訳で、2曲目にいってみましょう。

●ぞうさん

この曲のタイトル「ぞうさん」で良いのでしたっけ?
「ぞうさんのうた」だっけ?
まあ、どっちでもいいや。(^^;


そうさん ぞうさん
おはなが長いのね
そうよかあさんも長いのよ


私の記憶にある「ぞうさん」を声に出して歌ってみて、耳コピした結果は・・・

そうさん(C G)
そうさん(C G)
おはなが(Am Em)
長いのね(C G)
そうよ(C Em)
母さんも(Am C)
長いのよ(G Am C)


と言うわけで、キーはCメジャーでコード進行を付けました。
が、残念ながら、『ぞうさん』のオリジナルキーはFメジャーです。

今回オリジナルキーを外したのは、原曲の音源ではなく、記憶にあるメロディーを頼りにしたせいもあります。
が、音楽音痴にとっては、オリジナルキーを割り出すのは、易しいことではありません。
なんども原曲を聴く必要がありますし、耳を鍛えることも必要です。

でも私の場合は、音楽音痴だから、そもそも原曲とキーが違っていても全然気になりません。(> <)
そのキーが自分の声と合っていて、歌えりゃいいわけだし。

という訳で、本日のまとめです。

1.オリギナルキーを割り出すのは易しくない
2.オリジナルキーと合ってなくても自分が気持ちよく歌えればいい

要するに、音楽音痴なんですから、間違っても気にしない。
あまり肩肘をはらずに、適当にやりましょう。
だって、長続きしなきゃ、意味ないでしょ。

本日はここまで。

<第1回 コードとは何か①>の記事を読む
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10:49  |  音楽音痴のための耳コピ講座  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.01.11 (Mon)

音楽音痴のための耳コピ講座(第6回 耳コピの方法)

音楽音痴のための耳コピ講座の第6回です。

いよいよ「音楽音痴の私が実践している耳コピの方法」を紹介したいと思います。

●耳コピの手順

耳コピするための手順は以下の通りです。

1.耳コピしたい曲を良く聴いて覚える
2.曲のキーを割り出す
3.そのキーのスケールのコードを割り当てていく

たったこれだけです。

以下にこの手順を説明していきます。

●原曲を聴いて覚える

まずは耳コピしたい原曲のCD/DVDなどを良く聴いて覚え、その曲を歌えるようにします。
皆さんの誰もが、楽譜を見なくても、CDを聴いただけで、その曲を歌えるようになりますよね?
むしろ、楽譜を見ただけでは歌えませんよね?

このことは、誰もが耳コピができる能力があることを暗示しています。

耳コピには、“メロディーの耳コピ”と“コードの耳コピ”の2種類があります。

①曲を聴いて歌うこと=メロディーの耳コピ
②曲を聴いて弾き語り=メロディー+コード(和音)の耳コピ

そして誰もが、①のメロディーの耳コピはできるのです。
難しいのは、②のコードの耳コピであり、これは聴いただけ、つまり耳だけでやろうとしても無理なんです。
コード(和音)を聞き取るのは、絶対音感とまではいかないまでも、耳が良くないと難しいのです。

でも音楽理論の基礎知識があれば、耳が良くなくても、耳コピできちゃうのです。

●その曲のキーを割り出す

耳コピしたい曲が歌えるようになったら、いよいよ耳コピの開始です。
まずは、その曲のキーを割り出すことから始めます。

ここが音楽音痴にとっては、最初の難関です。
逆に言うと、キーさえ分かってしまえば、もう耳コピができたも同然です。
(そうではない曲も、多々ありますが・・・)

ところで、耳コピしたい曲が、メジャースケールなのかマイナースケールなのか分かりますか?
えっ?!そんなもん、分かるわけないだろ!

はい。分からなくても大丈夫です。とくに耳コピに支障はありません。

では、行ってみましょう。
前回の講座で、曲はトニック(T)に始まり、トニック(T)で終わるといいました。
つまり、その曲のキーを探すということは、曲の出だしのコード(=トニック)を探せば良いことになります。

その曲のキーを割り出すためのアルゴリズム(手順)は以下の通りです。

【曲のキーを割り出すためのアルゴリズム】
1.曲の歌いだしを声に出して歌ってみる
2.ここで、Xを“Cのコード”とする
3.その歌いだしを歌いながら、一緒にギターでコードXを鳴らしてみる
4.違和感があれば、Xを順番にD,E,F,G,A,Bとし、手順2,3を繰り返す
  違和感がなければ、そのときのXがその曲のキーです。
5.C~Bのコードを全部試しても、全部違和感があるなら、XにCm,Dm,Em,Fm,Gm,Am,Bmを当てはめて、手順2,3を繰り返す
6.それでもだめなら、1フレットにカポをつけて、手順2~5を試す


これで、たいていはその曲のキーが見つかるはずです。

この手順で、ポイントとなるのは、手順4で鳴らしたコードに「違和感」を感とれるかどうかです。
残念ながら、これを感じることができないと、耳コピはできません。
しかし、普通の音楽センスを持っていれば、これは誰でも分かるはずです。

先ほど、曲がメジャーなのかマイナーなのか分かるかを聞きました。
これが分かると、たとえば、その曲がマイナーだと分かれば、上記の手順5から始めれば良いので、時間を短縮できるということです。

では、実際にやってみましょう。
曲は、浅香唯の『セシル』です。



というわけで、『セシル』のキーはAであると分かります。(たぶん)

動画の最後では、次のEのコードも弾いていますが、T(トニック)の後は、SD(サブドミナント)かD(ドミナント)が来ることが多いので、Aメジャースケールでいえば、SD,TであるD,Eを弾いてみればたいてい合っています。実際には、SD,Tの代理コードの場合もあるのですが、候補となるコードをかたぱっしから鳴らせば、いつか正しいコードが見つかります。

耳コピは、このように、コードの候補をかたっぱしから当てはめていけば良いのです。
それじゃ、時間がかってしまうのでは?と思うかもしれません。
確かに最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると、意外と簡単にできるようになります。

なので、最初は時間がかかるかもしれませんが、頑張って1曲耳コピしてみましょう。

ここで、耳コピを実践するにあたって、私のスタンスがあります。

もしかしたら、音楽音痴の私が割り出したのだから、そのキーは間違っているかもしれません。
でも、ぶっちゃけそんなことはどうでも良いと思っています。
原曲のキーと合ってなくても、自分が気持ちよく歌えれば、それで良いのです。
だって、仮に原曲と同じキーを探り当て、そのキーで耳コピできたとしても、キーが高くて声が出なかったら、意味がないですよね?
キーが高くて歌えない場合は、カポをつけてキーを下げて、つまり原曲とは違うキーで歌います。
なので、実はキーなんて間違っていても全然構わないのです。


そもそも皆さんが、耳コピをする目的は何でしょうか。
弾き語りするためですよね?
だから、なるべく耳コピなどには時間をかけずに、本来の目的である弾き語りを楽しみましょう。
多少は間違ってたっていいじゃないですか。

ただし、メジャーとマイナーのスケールを間違ってはだめですよ。

●曲にコードを割り当てる

キーが分かれば、あとはそのキーのスケールのコードを割り当てるだけです。

この作業は、歌いながら、候補となるコードを次々と鳴らす必要があるので、得意(簡単)なキーが望ましいです。
そこで、私の場合は、カポを使ってコードが簡単なC、G,Aの3つのキーのどれかで作業を行うようにしています。

C→そのままC
D→カポ1でC
E→カポ4でC
F→カポ5でC(※1)
G→そのままG
A→そのままA
  またはカポ2でG
B→カポ2でA
  またはカポ4でG

※1:さすがにカポ5だと弾き難いので、カポ3で比較的易しいDで弾いても良いと思います。

カポの取り付け位置に関しては、過去の記事カポの位置早見表を参考にして下さい。

コードを割り当てるには、そのキーのスケールのコードがどれなのか知っている必要があります。
そこで、前に出てきた以下のことを思い出してください。

メジャースケール:I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim
マイナースケール:Im Ⅱdim Ⅲ Ⅳm Ⅴm Ⅵ Ⅶ Ⅴ

これはスケールのトライアド(3和音)の種別を示しています。
先ほどの説明だと、少なくともC,(D),G,Aのスケールのコードの種類は必要です。
キーがCなら、単純にI~Ⅶの数字をC~Bに置き換えれば完成でしたね。

しかし、C以外のキーの場合は、#や♭を付けなければいけないので、単純にはいきません。
でも、心配しなくて大丈夫。C以外のスケールのコードを簡単に作る方法があります。

例えば、Dメジャースケールの場合で説明します。
まず、先ほども紹介した過去の記事カポの位置早見表を見てください。

この表の一番上の行にある C,D,E,F,G,A,Bを、例のローマ数字Ⅰ,Ⅱ,…,Ⅶに読み替え、Iの列(つまりはCの列)で、欲しいスケールのコード(この場合はD)を探します。
すると、Dはcapo2という行にあります。
そうしたら、この行のD,E,FG,A,B,C#を順にⅠ,Ⅱ,…,Ⅶに当てはめればよいのです。

分かりやすいように、カポの位置早見表を作りなおしてみましたので、この表で手順を示します。

1.下記の表のⅠの列(緑色の列)から、欲しいキーを探す(この場合はD)
2.1.で見つけたキー(この場合はD)のある行にあるコード(この場合は赤文字)をⅠ~Ⅶに当てはめる

すると、Dメジャースケールのトライアドは

D Em F#m G A B C#dim

のようになります。ほら、ちゃんとFとCに#がついてるでしょ?

play

(C)

(D)

(E)

(F)

(G)

(A)

(B)
capo1C#
D♭
D#
E♭
FF#
G♭
G#
A♭
A#
B♭
C
capo2DEF#
G♭
GAB
C#
D♭
capo3D#
E♭
FGG#
A♭
A#
B♭
CD
capo4EF#
G♭
G#
A♭
AB
C#
D♭
D#
E♭
capo5FGAA#
B♭
CDE
capo6F#
G♭
G#
A♭
A#
B♭
BC#
D♭
D#
E♭
F
capo7GABCDEF#
G♭
capo8G#
A♭
A#
B♭
CC#
D♭
D#
E♭
FG
capo9ABC#
D♭
DEF#
G♭
G#
A♭
capo10A#
B♭
CDD#
E♭
FGA
capo11BC#
D♭
D#
E♭
EF#
G♭
G#
A♭
A#
B♭


同様にして、『セシル』のキーであるAのスケールは、上記表のcapo9の行を当てはめれば良いのだから、

A Bm C#m D E F#m G#dim

となります。

つまり、キーがAメジャースケールの『セシル』は、上記の7つのコードを割り振れば良いのです。

(10.02.21 追記)
なお、マイナースケールの場合は、上記表の緑色ではなく、ピンク色の部分を使います。
例えば、Emならcapo4の行ではなく、capo7の行を使います。
これについては、第9回の講座で説明します。

これが、第3回の記事で書いた①と②は同じことを意味しているといった理由です。

①カポをつけると楽に曲が弾ける
 →「カポをどの位置につけてもコードの押さえ方は同じだよ」
②謎のローマ字が表していること
 →「キーが変わってもコードの種類は同じだよ」

この二つが同じことを示していることが分かったでしょうか?

さて、『セシル』を私が耳コピした結果は、前の記事(『セシル』の耳コピの結果)を参照してください。

耳コピの結果を見ると、あれ?と思う方もいるかと思います。
Aメジャースケールのトライアド(A Bm C#m D E F#m G#dim)にない、F#m7, Bm7が出てきています。

ここがコード(和音)の耳コピの難しいところなんです。
これまでは、トライアド(3和音)で説明してきましたが、もちろん和音はそれだけではありません。
トライアドにさらに3度上、つまりルート音からみて7度の音を加えた、以下に示す4和音のコードも使うことができます。

Imaj7 Ⅱm7 Ⅲm7 Ⅳmaj7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7♭5

ここで、"maj7"がついたり、単に"7"だけがついたりするのは、同じ7度の音を重ねた場合でも、5度の音と距離が違うからです。

トライアドに7度の音を重ねてできる和音で、5度と7度の音の距離が、

長3度の和音をメジャー・センブス・コード(maj7)
短3度の和音をセブンス・コード(7)といいます。

となります。

これをAメジャー当てはめ、3和音と一緒に示します。

3和音:A Bm C#m D E F#m G#dim
4和音:Amaj7 Bm7 C#m7 Dmaj7 E7 F#m7 G#m7♭5

実際の曲では、このように3和音、4和音をコードに割り当てていきます。
これはマイナースケールの場合も同様です。

という訳で、本日のまとめです。

1.耳コピの手順はキーを割り出すことから始める
2.次に、そのキーの3和音と4和音を曲に当てはめる

 <メジャースケール>
  3和音:I Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶdim
  4和音:Imaj7 Ⅱm7 Ⅲm7 Ⅳmaj7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7♭5

 <マイナースケール>
  3和音:Im Ⅱdim Ⅲ Ⅳm Ⅴm Ⅵ Ⅶ Ⅴ
  4和音:Im7 Ⅱm7♭5 Ⅲmaj7 Ⅳm7 Ⅴm7 Ⅵmaj7 Ⅶ7 Ⅴ7

3.上記のローマ数字の並びとカポ取り付け位置早見表があれば、すべてのキーのコードを作ることができる。

本日はここまで。

長くなってしまったので、前回予告した童謡の耳コピは次回にやりたいと思います。

<第1回 コードとは何か①>の記事を読む
<第2回 コードとは何か②>の記事を読む
<第3回 メジャースケールの作られ方>の記事を読む
<第4回 コードの役割>の記事を読む
<第5回 コード進行の基本>の記事を読む
<第7回 オリジナルキーの割り出しは難しい>の記事を読む
<第8回 ノンダイアトニックと転調>の記事を読む
<第9回 マイナースケールのトライアドの作り方>の記事を読む
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